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【答える人】 五島朋幸 先生 (歯科医・ふれあい歯科ごとう院長) 地域の訪問歯科医として活躍中。口腔ケアの普及啓発にも力を注いでいる ◆ホームページ:「地域ケアを実践する ふれあい歯科ごとう」 食欲が落ちた原因は 口だけではないことも 食事をする時、わたしたちは噛んで飲み込むという行為を繰り返しています。 この中で口の役割は非常に大きく、食べることに問題がある時の多くは、口に問題があります。 そこで、口の問題点を3つに分けて考えてみましょう。 1つは、歯がなくなったのに入れ歯を入れていない、入れ歯が合わないなど、形態的な問題です。 2つめは機能的な問題です。脳卒中などが原因で口の動きが悪くなっていたり、噛む力が弱くなってしまうことでしっかり食べられなくなります。 もう1つは、心因的な問題です。 認知症や精神的な落ち込みによって食べられなくなることがあるのです。 食事がうまく摂れなくなる時、これらの問題が1つ以上あると考えられます。 そこでお母さまの状態について考えてみましょう。 現在の入れ歯に関しては特に訴えがないようですが、機能的にはどうでしょうか。 むせたりしていないので嚥下には問題がないとしても、しっかり咀しゃくできていないかもしれません。 特に高齢者の場合は、噛む力が弱くなっているケースが多くあります。 このような時は奥歯でしっかり噛む訓練をする必要があります。 心因的な要因の場合、生きることに消極的になってしまうと食欲が低下し、機能すら低下してしまいます。 お母さんの周辺で、最近なにか悲しい出来事がなかったでしょうか。 食べるということは入れ歯だけの問題ではありません。 お母さんの状態をよく見て「何が原因なのか」を考えてみてください。 必ず解決法があると思いますよ。 |

